結論、人口は増えます

 少子化ってそんなに問題でしょうか?

と、本題からはいります。
この問いかけのベースはいまだに消去法的自民党支持者であるこ
との理由で、同時に民主党に票を投じなかった理由です。

これは何度も繰り返していますが、

「外交(国防も含む、という感覚が日本に根付いて欲しいのですが
これはまた別の機会に)」

そして

「教育」

です。

現総理は「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」という
お考えのようですが、

「一定の領土と統治権を持つ人民の社会・団体」

とは20年以上愛用している誠文堂・新光社の机上辞典の「国家」
からの引用ですが、私はこちらから日本列島は日本人固有のものだと
いう立場です。

そして日本国は自由な言論と自由な思想を保証する国家ですから
どのような考えの持ち主でも総理大臣になれるということを体現
した鳩山首相の功績はオバマ大統領のノーベル賞並に評価してい
ます。

ただ、同時に「日本人とはなんぞや」という問いに対峙しなけ
れば議論はすり替えられる危険性があります。それは、思想信条
の自由の名の下に「日本人像」あるいは「日本人観」が書き換え
られてしまう・・・いや、すでに書き換えられているのですが・
・・からです。

すこし脇道に逸れます。

「村社会」「島国根性」

を否定する論調があります。
それではこれはどうでしょうか?

「自分だけ良ければいい」

かつて利己主義という評価には侮蔑が含まれており、最近でも
小泉構造改革(実際にはそれ以前からなのですが)の「失敗」
として抽象的に使われる「強欲資本主義」なども、平易な言葉に
置き換えればこれになります。

村社会とは相互扶助の共同体でもあります。そこで自分だけ
よいという考えは存在しません。「村八分」が逆説的にそれを
証明します。

村八分とは仲間はずれのことですが、十分=全部ではなく
二分残しているのは火事と葬式で、この時はスポイルした
ものであっても助け合っていたのです。村社会では。

私はこれも「日本人」なるものを構成する重要なる要素と
みています。

ここで本線に合流します。

日本人なるもの。に、ついての議論は今後も続けていきます
が今日のテーマは「少子化」です。

さて、特殊出生率が下がりました。今後も下がり続けたと
します。するとどうなるでしょうか? 人口が減る? もちろん
一定数の減少は避けられませんが、ゼロになるというのは
暴論です。

仮に急激な人口減少が起こったとすれば日本列島という
生活インフラが整った「空き地」を見逃すほど、グローバル
スタンダードはマヌケではなく、なにより利にさとい隣人が
放置するわけがありません。すなわち、鳩山首相の「予言」
が実現するということです。

議論がぶれるので詳述は避けますが、我が国ほど飲み水が
豊かな国は珍しく、人口爆発・環境破壊と直面している
隣人の「水源」になることも・・・なりつつあります。

実際には人口の急減に対して、何が起こるかというと
同時に語られる「超高齢化社会」などは杞憂です。なぜなら
国力の低下は医療サービスの低下とリンクしますので、
年寄りは・・・となります。だから高齢者の医療費負担と
いう議論は豊かな現在においての机上の空論にすぎません。
ただ、これをいうと相当なバッシングされますし、高齢者の
票を失うので誰もクチにしないだけのことです。

で、残された国民はどうなるか?

結論、人口は増えます。単純に遺伝の話し。

子供ができない、子供が少ない遺伝子は淘汰され、
多産の遺伝子が残るからです。

電磁波の影響や環境ホルモンによる精子減少などは棚上
げしていますが、一人っ子と、5人兄妹なら後者は5倍次
世代に遺伝子を残せる可能性があるということです。

さらに多産の男子と多産の女子なら確率はあがります。

これは街角雑感ですが、東南アジアからきたお母さんの
まわりに幾人もの子供がまとわりつく姿は微笑ましいもの
です。

だから増えます。少なくとも減り続けることはありません。

ここで本題です。

「人、が増えただけで、そこにいるのは日本人でしょうか」

容姿や人種の話しではありません。

日本の歴史も知らず、日本語も怪しく、勤勉性は喪失し、
日本国に誇りを持てない日本人。

少子化は取り組まなければならない課題であることに
異論はありません。しかし、同時に生まれ育てた子供を
どうするのかという、今風にいうなら

「出口戦略」

を考えた時に、「教育」は重要な政策となるのです。

そして

「今の収入では二人目は無理」

という計画性を持つように育てられる家庭も淘汰の
対象となる懸念もあり、より公教育に課せられた使命は
大きくなります。

ちなみに「財政再建」にも通じます。かつての日本人の
美徳にあった「質素倹約」「我慢」といった窮乏に耐え
ながら、同時に「誠実」で「勤勉」を貴ぶ価値観が復興
すれば容易いことです。

ところが・・・出口戦略は軽んじられ、作ることばかりが
議論されます。

いやぁしかしこれも日本人的なのかも知れません。

アラブにユダヤ、そしてチャイナ、インドもそうですかね。
取引や交渉に長けた民族と違って

「ものづくり」

に拘る民族として「子作り」ばかりを論じているところが。

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