戦争は外交のひとつの手法。
これに違和感を覚えるなら必読かと。
それは戦争とは本来、民間人を巻き込まない
「軍人」
同士の戦いだったからです。この時まで、民間人の殺戮は
戦争として数えられませんでした。
歴史に名高い奉天の会戦。
これもいいのですが人に勧めるなら私はここです。
「露仏同盟のゆらぎ」
ロシアとフランスの同盟は互いを助けるためではなく、自国の
利益のために過ぎないと喝破します。フランスにとってのそれは
ドイツの恐怖をロシアが睨みをきかせていることで緩和するため
だったはずが、極東まででかけて戦争をし旗色が悪いと聞こえて
くるロシア。これではフランスの利益にはなりません。
いわゆる「日本人的」なるお人好しはここでは国益を損なう
売国的行為にすぎずフランスはフランスで国益のために動きます。
■坂の上の雲(文庫本7巻)
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