鳥越俊太郎に二大政党を望む資格なし

 テレビ朝日の朝のバラエティ情報番組「スーパーモーニング」は
小沢一郎辞任を受けて一気に「民主党応援番組」としてなりふりを
構わなくなりました。昨日の報道では小沢さんの子分が登場して
述べた台詞を要約するとこうです。

「金権政治から脱却する過程で3年で10億円は仕方がない」

例の西松建設関連についてですが、こんなに突っ込みどころが
溢れているコメントはないのですが「スルー」、まるで小沢一郎が
辞めたのはメディア(もちろん、自分たちは棚に上げてというか
応援してましたし)の責任だという論調。

そして本日は昨日やりすぎたせいか、多少バランスを意識して
いますが基本路線は「頑張れ、民主党!」。で、民主党内の派閥と
はグループで、自民党のそれが体育会系の鉄の結束だが、民主は
大学のサークル的なノリだという紹介があり、代表選挙に際し
票読みは自民党のようにはいかないという論旨でした。

これに対して鳥越俊太郎氏が呟きます。

「民主的な民主党」

茶化しながらコメントを差し挟むことで視聴者へ刷り込む
プロパガンダは見事です。どちらにとられてもOKというあざと
さはジャーナリストというより評論家のそれです。

派閥に縛られることなく動けるという点をもっての民主的と
いうことなのですが、それはよく言えばの話で事実は離合集散、
付和雷同でともすれば「崩壊学級」となりかねないリスクを背負っ
ており、今回の小沢辞任による「代表選挙」では非民主的な
トップダウンでロードマップが決められたところは棚上げに
されています。

そして何より自由闊達といえば良すぎる表現ですが、鳥越氏も
含めて「二大政党制」を論じるなら、民主党は自民党の対立軸と
しての主義主張、思想信条を明確に打ち出さなければならないと
苦言を呈さなければなりません。いまのままでは国民の選択肢が
なく、仮に民主党政権が誕生した後も

「民主党内での自由な意見」

により迷走で損をするのは「国民」です。民主党応援番組は
局や親会社の非民主的な「指導」なのかは存じませんが、自らを
ジャーナリストと名乗るのなら誰のための報道かという根本を
・・・あ、アンチジャパンだとしたらこれが正しい姿勢でした。

日本を混迷のただなかに突き落とせ。
ご近所の高笑いが聞こえてくるのは休みボケの幻聴でしょうか。

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