ざまぁみろ! 赤坂豚野郎

 TBSって内藤大助が嫌いなんでしょうね。
大好きなトータスブラザーズバブルを崩壊させたので。

ボクシングは興行です。主催者は胴元、または興行主。
分かり易いのがベビーフェイスとヒールという演出。

トータスブラザーズをスターに目論んだTBSの「演出」は
ボクシング界においては伝統芸と呼べるもので、昨日の世界戦の
解説者にもかつての「主演俳優」がでていましたし。

アナウンサーの実況を聞いていると挑戦者が優位に試合を運んで
いるかのようで、チャンプ内藤は添え物、まるで外国人チャンプの
扱いです。

初回は圧倒的にチャンプで、その後も危なげなく試合が進み
4R終了時点でのスコアが発表されました。3人の採点者全てが
チャンプを支持する妥当なもの。

ところがアナウンサーはチャレンジャーを誉めまくります。

てなわけで4Rからメモをとりながらテレビ観戦しました。

6Rには明らかにチャレンジャーを褒め称える解説が冗長とも
いえる長さでのたまいます。7R、以前のスパーリングでチャンプ
がチャレンジャーを「アテカンがいい」と評したことを何度も
繰り返し、的確にパンチを貰い続けるチャレンジャーが倒れない
ことを評価すると褒め称えます。いいパンチを食らい、足が止まっ
たことには触れません。解説の元の共演者・・・もとい元世界王者も
苦笑しているのか発言がありません。

普通にボクシングを知っている程度の人間が見てもチャンプの
優勢は明らかで、「どうですか?」と問われて一瞬の間のあとの
このコメントを述べたのはK−1ファイターでもあるマサト。

「KO決着が見たい(のようなこと)」

「主催者の意図」が見え隠れします。

8Rも偏向報道・・・いや、応援放送がつづきます。いいんです。
興行ですから。やらせということではありません。主催者は次の
興行のためにチャンプに負けて欲しいと願ったとしても、それは
「営業戦略」で非難されるものではないのです。

8R終了後に発表された採点はチャンプの圧勝。4、5、
6ポイントとそれぞれ開きがあり、残りをちんたら逃げきっても
楽勝を意味します。

少しでもボクシングを見てきたものなら「常識」に属します。
ボクシングの採点で2ポイント以上の開きがでるのはダウンや
反則といった極端な場合ですから、12Rまでの残り全てを
チャレンジャーがとっても2対1で防衛成功です。

そして9R。チャレンジャーの浅いカウンターに大騒ぎします。
ここで事件が起きました。

チャレンジャーの一発がチャンプのボディにめり込み、動きが
止まりました。ところがこの前後に何が起きたのでしょうか、
ディレクターやプロデューサーから「メモ」でも届いたのか、
一転して平等に報じ始めます。軌道修正が図られたのでしょう。
採点を見ると、このラウンドだけ3対0でチャレンジャーがとっ
たのですが。

それを知ったのか10Rはまたチャレンジャー寄り、倒れない
ことを「タフネスチャレンジャー」と持ち上げます。

11R。結局はTKO、事実上のKOでチャンプが防衛。

意識が飛んでおり「危険な状態」でのストップに

「山口あっぱれ、最後まで倒れませんでした」

っておいおい「生死の問題」だって。
ちなみにボクシング的に「最後まで〜」という定型文は
実力差がありパンチ力のあるチャンプに挑んでいった
チャレンジャーが最終ラウンドを経て採点の時に使う言葉です。

興行を批判するのは野暮ですが、内藤チャンプ勝利の瞬間

「ざまぁみろ! 赤坂豚野郎」

と喜んだのは・・・興行の演出にはまったからでしょうか。

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