年末調整で定額給付金を還付

 私は定額給付金が欲しいです。

地域振興券も貰えず、確かな野党の民主党が主張するばらまき
施策の「子育て援助」にしても、子供のいない我が家には無関係
で、国から「ばらまき」を貰えるのはこれが最後のチャンスでは
ないかと考えるからです。

地域振興券の時を思い出します。

「あれ、意味なかったよね」

貰った人が言いました。貰ってから言いたいものです。

いっそ、撤回して中止すればという声も上がっていますが、
本当に中止すればマスコミはこういうでしょう。

「あげるといってやめるのは残酷だ。
お菓子あげると期待させておいて、ちょっと批判されたら
やっぱりやぁめたは、酷い話しだ!」

とあの例の「怖いよ」経済評論家芸人なら批判することでしょう。

定額給付に充てられる2兆円の「使い道」をしたり顔で語る
人もいますが、あれは排泄物と発酵調味料を混ぜた議論で、
小学校の耐震化や介護サービスの充実は、教育と老人福祉で
「景気対策」とは次元が違うものです。

その系統の「暴論系」議論で言うなら一番簡単な景気浮揚策が
あります。

「2兆円で日本株を買う」

ま、暴論ですが怖いよ芸人の荻原博子女史が口角泡を飛ばして
「株価下落」の危機を叫ぶのであれば、これもまた一手で、福祉
の充実を願うのなら福祉関連株へ投資するなどの「采配」をすれ
ばよいということです。

暴論の後に達観論というぶれ方はまるで首相を詰る(なじる)
メディアの常套手段で美しくありませんが、ひと言でまとめると

「全員が喜ぶ政策などない」

のですから、セカンドベストや次善でも「行動」することが
肝心なのではないでしょうか。私は職業柄、企業の会議に参加
することもあるのですが、ダメな企業に最も多いのがこれです。

「話し合いしかしない」

会議しても行動が伴いません。理由は簡単。

「否定論者がポジティブなアイデアを端から潰していく」

考えなくやれとはいいません。ヤリながら考えればいいと
私は考えます。人間には未来は見えないわけですから。

そして「支給方法」について、自治体丸投げに議論が
起こっています。これには呆れましたが、今の季節なら
簡単な支給方法がひとつあります。

「年末調整で定額給付金を還付」

企業の事務コストは増えますが、例えばその分に相当する
法人税減税と併用すればまかなえますし、コンピュータを導入
していれば計算コストは微々たるものです。余談ですが
驚くことに昭和の電算機を使っている「税理士」もおり、
高齢で同業者の組合で発言力も強く、こうしたフレキシブルな
対応ができないおじいさんが改革に反対します。

税金は扶養家族の数も関係します。つまり、家族構成も把握
しており新しい手間がいりません。会社員や確定申告している
自営業者は簡単な手続きで受けとることができるでしょう。

この網から漏れる世帯もいます。
年金受給世帯はこれに当たりますが、そもそも論で言えば
年金受給世帯でも確定申告はでき、さらにちょっとした手伝い
をして幾ばくかでも「収入」があればしなければならないので
す。ちなみにこの「収入」とは現金だけではなく、ミカンや
ご飯をご馳走になったものもそれと見なされることがあります。

まぁ人生の先輩ですから格別の配慮をしましょう。

「年金に上乗せ支給」

というのはどうでしょう。そして子供などの「扶養」とな
っている場合にはこの上乗せを拒否することで、

「定額給付未支給証明書」

を発行し、これを提出することで「還付」されるとします。

これでグッと貰えない人が減りました。

次は「無年金」でしょうか。
しかし、無年金の場合、貯蓄や資産があるか生活保護などの
福祉政策の対象となっているかのどちらかで、前者は利子には
利子税、不動産収入にも税がかかり確定申告が必要で、後者は
「福祉」が事情を把握している・・・前提ですから、個別対応
したとしても大騒ぎするほどの数ではありません。

次を見ていきます。「ニート」は扶養家族ならば還付されま
すし、「フリーター」も「ネットカフェ難民」も確定申告は
できますし、事実、例年還付して貰っている人もいます。これ
に対して「面倒だ」「分からない」「複雑だ」と当然のように
擁護する声がありますが考えて見てください。

公開されたルールを理解しないで損をしたと文句をいう人。

彼らを特別扱いする必要があるのでしょうか。

厳しいと思われるかも知れませんが、自分で考えて行動する
ことがイヤならば、損を覚悟するか、もしくは「会社員」と
自由が制限されても、多少の面倒なことは会社がやってくれる
環境に転じればよいだけのことです。

これに対しても「就職できない」といいますが、これは何
度も指摘してきましたが、仕事がないのなら求人雑誌は廃刊
となっているわけで、仕事があるが自分が望む理想の職場が
ないだけのことです。

会社員なら分かっていただけるでしょうが、

「そんな職場はそもそもない」

のです。自分探しをしても、自分が社会と折り合いをつけ
ない限り、どこにも自分だけを許容してくれる社会などあり
ません。

それでもどうしても「救え」ということならば、住民票の
移転から確定申告の方法までを「レクチャー」する窓口を
用意し、さらに「ネット」での説明を充実させるのです。
そこまでやったのなら、受けとらないではなく

「貰いに来ない」

となります。

確定申告で大きな網を掛け、大半を把握する。
福祉対応が必要な方には手厚い対応を。
それでも網から漏れる人に「方法」を提示する。

この「ミヤワキばらまき特別給付法」の骨子はこうです。

「ルールを守っている人は必ず貰える」

フリーターやネットカフェ難民が違法だということでは
ありません。しかし、社会には「法」に罰則なくとも
守るべき「ルール」があるのです。確定申告もその一つ。
自分がいくら稼いで、どれだけ「納税」しているかを知る
チャンスでもあります。

・・・ただ、これはやらないでしょうね。

だって、国民の納税意識が高まるきっかけになりかねず
すると今までのような「政官財」の無駄遣いが今まで以上
に厳しく追及されますからね。

ちなみにサラリーマンだって確定申告できます。
私は会社員時代にやったことがあります。

 

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