そうとしか答えようのない質問、雄弁な市民活動家の限界

 私は暫定民主党支持者と公言してきましたが、

「超暫定自民党支持予定(仮)」

に宗旨変えします。
本当は「無党派」と言うのが正しいのですが、政党政治である
以上どこかの支持でなければ機能しないだろうということから、
「超」と「予定」と「(仮)」までいれての支持表明です。

カイワレ管チャンは相変わらず「国益」を理解していない様です
し、大切なときに女子アナと不倫する馬鹿タレはいるし、党首は
でてこないし・・・。

まして訪中、訪韓を控えて、更にはお隣の国の国益の代弁者が
国連事務総長にほぼ決まっている現状を考えれば、カイワレ君の
質問が誰を利するかは明らかです。

つまり、政権政党を目指している民主党が政権の座に着いた暁に
は「そういう政治」になるということです。

もう、国家に誇りを持てない政治は結構です。
だから自民党支持と言うより、民主党を見捨てたということです。
現状では。

もちろん、多様な意見があっての民主政治ですから、

「カイワレお遍路管チャン」

の意見や質問が、社民党や共産党からでるのなら幾らでもどうぞです。

しかし、本当に政権を執る気持ちなら国家像を胸に発言をして欲
しいものです。

歴史認識を、攻撃材料にする。これは朝鮮日報新聞・・・もとい、
朝日新聞などの「良心的勢力」の仕事です。

仮に安倍っち(首相)が「独自の歴史観」を質問に対して答えた
とします。

日中、日韓の首脳会談はご破算となります。100%。
それはご近所さんの「顔が立たない」ので当然でしょう。

だから言わないという「大人の対応」にでて、ご近所もそれに
応じてくれたのです。

但し、一抹の不安があるのが、交渉に当たった外務省の役人が
「言質」を取られているのではないかという危惧です。

「つまり、言わないというのは行かないとご理解いただいて」

と。これを言外で伝え、言質を取られないことが交渉事で重要な
のですが、我が国の外交エリート様は交渉事が概ね苦手なようで
心配です。

ともあれ、首脳会談にまでこぎ着けました。
互いに「言わない、触れない」という大人の対応で。

そこで「歴史認識」を質問します。
野党第一党が。

つまり管チャンの質問は、

「そうとしか答えようのない質問」

で、これがただの「論戦」なら、相手を逃げ場のない状況に追い
込んでいく手法として、上策ではあるのですが、現実社会に置いて
は、口達者な小学生のものいいでしかありません。

結局、彼は「雄弁な市民活動家」ではあっても、政治家でも
政治屋にもなれていないのです。

国益の前に「ちゃんと考えを表明しろ」と、まるで

「口で言わないと分かりません」

と学級会で揚げ足を取るクソ生意気な小学生です。

人生に置いて「オプティミズム(楽観主義)」は悪いことでは
ありません。常に希望を持って歩けますから。

しかし、全ての国に対して「ちゃんと話せばちゃんと通じる」と
いうのは楽観主義を通り越して罪悪です。
特に政治で御飯を食べている人なら。

個々人は正しくても国益を背負ったときに、

「話を通じさせない」

ようにするのが仕事が外交の一面としてあるのです。
中国だって韓国だって個人で合えば良い人は沢山います。
しかし、国益を背負えば意見や態度が変わるのは当たり前です。

論戦によるテクニックは大切でしょうが、策士策に溺れるの様に
自らの論に酔い、国策を見誤っている彼が哀れに見えて仕方があり
ません。

だって本当に民主党が政権を執ったときに、今の質問とその逃げ
場をなくした上での、安倍っちの答えはそのまま自分たちの首を
絞めるんです。

そうでなければ、ご近所さんの中華思想の歴史観を全て正しいと
見るか。

これは本当の貧しさや、人の性根の暗黒面を知っていれば危険だ
ということが分かります。

自著の中「グーグルの検索結果によって富の偏在が起こる」でも
指摘しましたが、富める人、豊かな人の常識で議論をしても、通じ
る世界は殆どないのです。

悲しいかな世界はまだまだ貧しく、平和とは名ばかりなのですから。

最近、カイワレお遍路管チャンのような相手の逃げ場をなくして

「自分が訊きたい答え」

だけを求める人が多くなりました。

先日、京葉線が止まったときも

「どうしてくれるんだ!」

と詰め寄る関西弁の方が

「電車走とったら、タダなもんが金のかかるバスで行けって、
どないやっちゅうねん」

と。
目的は東京ディズニーランド。
・・・いいじゃん。何百円ぐらい。

1%ぐらい気持ちは分かりますが、公共交通機関はちゃんと動い
てナンボとはいえ、危険性があれば動かない勇気も求められます。

こんな時いつも思い出すのが、

中川イサミさんの「問題サラリーマン」

で、トラブルに見舞われた飛行機が、運転見合わせを乗客に告げ
ると乗客は権利と文句を声高に叫びます。

すると機長は

「・・・じゃ、飛びます」

乗客は慌てて「早まるな!」「悪かった!」と。

■問題サラリーMAN
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4537037148

議論や主張は大切ですが

「アルベキ論を通せば議論は役に立たなくなる」

というのが知り合いの会社の会議室に書いてあり、なるほどと
思ったものです。

この会社の社長はアルベキ論が大好きでした。

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