25円は払いますよ。で、どう使うの?

災害に対しては問答無用に人権が発令され報道規制下のように、
日本のメディアは同じ色に染められます。もちろん、被災者の救済
は当然のことですし、その為にできることはと考えます。

でもね。災害支援の手を政権維持目的で断る、共産党独裁政権と
ビルマの軍事政権の非難は、別次元として行うべきことです。

当該国の国民はどちらを選ぶか?

虐げられ、阻害されているのではなく、情報も支援も人も援助も
拒んでいるのはどちらなのか。

「そんなことをすれば、相手は頑なになり被災者を救えない」

と、いう意見はごもっともです。それでは共産党、軍事政権の
両国の受け入れやすい支援とは何を意味するでしょうか。

「人権とかいて政府の都合と読む国」

の体制を支援ということになります。

さて、どちらが本当の幸せになるでしょうか。トラブルも不幸も
何かを学ぶチャンスではあります。

ガソリン狂想曲も一段落とホッとしているのは結構ですが、はい、
これからが本番です。

「25円上がった下がった騒動(トラブル)」

で私たちは色んなことを学んだはずです。以下に挙げてみます。

1:特別措置法で集めたお金で道路が造られている
2:暫定的な措置が永く続いている
3:日本のガソリン代はヨーロッパと比べると高くない
4:ガソリンを安くすると環境問題で世界から非難されるリスクがある

などなど、その他にも「自民党も民主党も日本の未来を見てい
ない」や、「衆院で再可決できる(参院の無力)」がありますが
最重要なことはこれかと

「話し合いには時間がかかる」

至極もっともで凡庸かも知れませんが、しかし、日本人に一番
かけている認識が今回のトラブルで浮き彫りとなり、これは糧に
すべきだと考えるのです。

裏を返せば「誰かが決めてくれる」ということはなく、
「時は解決しない」ということです。

安倍、福田両政権に自民党の政治運営に民主党の迷走など
さまざまありましたが、残念ながら選んだのは私たち国民です。

だからこそ「喉元過ぎれば熱さを忘れる」では困ります。

道路特定財源を死守しました。喜んでいるのは道路族の議員
先生です。

今こそ声を大にすべきです。

「25円は払いますよ。で、どう使うの?」

今年ももう丸4ヶ月が過ぎ、今月も明後日には折り返し、
来月にはボーナス商戦が取りざたされ、1年はあっという
間に過ぎ去ってしまいます。1年でも足りないぐらいです。

とかく道路族のおじさま達がやり玉に挙がります。

先日もとある団塊世代の方と話しをしていると、紋切り型の
批判をしていましたが、先ほども述べたように、政治屋さんを
選んだのは私たち国民ですから、批判は自らも突き刺す刃です。

ましてや「高度経済成長を支えた」と、今の日本の政治を
作り出したとは同義語でもあります。民主政治の国ですから。

団塊世代への敬意と感謝は持ちつつも、政治への無知と甘さと
無関心に触れることは・・・少し悲しいです。

話を戻します。
政治屋さんよりも狡猾な人たちが「お役人様」です。

今朝の新聞各紙を賑わしたわりには、ワイドショーでの扱いが
小さいのはやはり「映像」がないからなのでしょうが、きになる
というよりは気にしなければならない報道がありました。

「介護保険 軽度者2割負担軸に(日経新聞1面見出し)」

トップニュースで、財務省発表を報じました。
記事を要約しますとこうです。

「介護保険の支払金額を抑えるために、介護レベルの低い人の
自己負担を倍増させるか、やめてしまいしょうね」

高齢化でふくらみ続ける介護給付費(支払)を早急に抑える
必要があるのでというのが理由。

日本の少子高齢化はもう30年以上言われていることだった
はずで、2000年の介護保険施行時には

「小学生でも知っていた話し」

を今になって大騒ぎしています。
まぁこれなどはお役人様の初級編とも言える小ずるい手法。

少ない負担と手厚い保護で制度を始め、国民がそのサービス
を生活に組み込んでからガッツリ奪い取るというもので、他の
代表例が「消費税」でしょう。当初から10%は必要といわれ
ていたのに3%ではじまり5%と。

語弊を怖れずに悪態をつくなら

「安く売って中毒になったら値上げする麻薬の売人」

といったところでしょうか。
と、いうのも手厚いのです。結構、この国の介護保険制度は。
なにせ私の母が要介護者で、この度結構勉強させていただき
ました。

高齢者介護と障害者介護、年齢性別により異なり、また生活
環境や所得にも左右されるので、両手放しの好待遇とはいいま
せんし、自治体によりけりですが、想像以上に様々なサービス
を受けることができます。手続きはいろいろと面倒ですが、
それは垂れ流しにもできませんから仕方がありません。

そうしてどうにかこうにか利用し、生活の一部として欠かせ
ずに、また同時に「ヘルパー」さんなどのビジネス構成に不可
欠としておいてから「値上げ(または要件を厳しく)」すると
いうところから売人と同じくらいの悪辣さを見るのです。

・・・が、マッチポンプのようですが、このタイミングでの
この発表。まして日経新聞の全面協力のようなトップ記事とし
ての扱いに「思惑」を想起してしまいます。

日経新聞をお持ちなら開いてみてください。開いた3面、
記事の位置としては1面と同じ右肩の重要なポジションに

「一般財源化 なお課題」

特租税の道路特定財源を廃止することの困難さを報じます。

私の見立てはこうなりました。

「財務省と国土交通省の予算の奪い合い」

一般財源化に弾みをつけ、国交省が好き勝手使っていた
「財布」の強奪のための布石を打ったということです。

この「財布」は国民の・・・特に福祉や介護となれば、世論
が喚起されるだろうという目論見にて。

介護も高齢者医療も重要な課題です。そこに25円が使われ
るのであればという気持ちはありますし、反対はしません。

しかし、です。

小学生でも分かる「高齢化」という課題を放置して、金が
足りなくなりそうだと言って負担を増やし、あるいは切り捨て
ようという発想のお役人様に25円を使う資格はあるのでしょうか。

だから、話し合いましょうよ。議論の時間はこれからです。

のど元過ぎても熱さは忘れずに。

そしてチベット人への虐殺と文化殲滅、ビルマの非人道的な
政府もまだ終わっていないのど元の話しです。

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