報道機関ではなく「政治団体」

イギリスのエコノミスト誌がニッポンの停滞の元凶は政治家に
あると指摘します。あべっちは愛国心しか興味がなく、福田首相
は旧来の自民党型政治で官僚は改革案をだせずにいる。そして
野党、小沢の「大連立」は超古い自民党一党独裁体制だとなかな
か厳しいご指摘を。

惜しい。昼夜逆転するほど離れている所の銭ゲバ誌にしては
なかなかの着眼ですが、旧来の自民党型政治とは官僚支配ですし、
政治屋さんの地元利益誘導&利権確保さえしておけばやりたい
放題のコラボレートです。

あべっちに関しては愛国心をことさら強調したのは「朝日新聞」
であり、執念とも怨念とも偏執的とも言える「言論テロ」により
安倍総理を追い落としたことが福田政権を誕生させたのですから、
以前も指摘したように「朝日新聞不況」ということなのです。

その朝日新聞の系列テレビ局「テレビ朝日」。
左利き系が一時期、虚飾の塔と化した「六本木ヒルズ」にある
ところに中国共産党と同じ色の影が見え笑ってしまいます。

この局の社員の名物記者(リポーター)に「玉川徹」さんは
公務員宿舎、議員特権、独立行政法人などなどを追いかけています。
徹底した現地取材、役人相手の鋭い指摘などは見ていてやんやの
喝采をおくってしまいます。

ところが先日、東国原宮崎県知事に単独インタビューをみてい
て違和感が。

玉川氏、または番組の主張はこうです。

「道路特定財源は廃止。無駄な道路は造らない」

一方の、東国原氏は

「必要なものは必要」

これをもってコーナーの終わりに玉川氏は

「東国原知事は政治家になった。守旧派の主張と同じ」

的な結びで締めくくります。
ビデオ録画していませんでしたのでアバウトな「概略」で
しかありませんが、玉川氏は取材中、常に自説への誘導を
促し、どうしてできないのかと尋ねます。結論ありきでは
議論となりませんし、それをのらりくらりと交わすのは
ディベートでも日常会話でも常套手段です。

まして取材で真っ向から反論すればあとで

「どんな編集をされるか分からない」

のですから。守旧派と断じた理由のひとつはこの
「のらりくらり」です。

私には取材ではなく「陳情」に見えました。

「道路特定財源は廃止しろといえ」
「無駄な道路は造らないといえ」

一般的な陳情と正反対ではありますがね。

我が家の中では「亀父」と新府知事のどちらが先に

「舌禍事件」

を起こすかに興味津々ですが、新府知事に思うところが
あっても何も書かないのは

「大阪府民が選んだ」

を尊重しているからです。日米関係ほど直接の利害も
ないのなら府民の選択に都民がとやかくいうのは筋違いだと。

東国原知事は知事室でインタビューに答えている以上

「理想論」

ではなく県民の利益の代弁者となります。
この相手の立場を斟酌せずに東京の六本木から「改革」を
要請するのは、報道機関ではなく「政治団体」ではないでしょ
うか。

執拗な小泉バッシング&安部虐めで

「不偏不党廃棄」

を国民に示した「朝日系」。
いよいよつぎは「朝日党」の旗揚げでしょうか。

「ペンで世に問う」と「ペンで世を誘う」は似ているようで
全く別物です。

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