デジタルネイティブなる幻想があります。詳しくは本稿に譲りますが、テクノ・ユートピア論を出発点とし、いまでもネット界隈で根強いのがリベラルとの親和性がとても高いところにあります。ネット系、ネット発の有名人、著名人にリベラル左翼陣営が多いのは偶然ではありません。
彼らの大半は「優等生」です。印象からの一方的な決めつけですが、「生徒会」や「放送部」、あるいは「新聞部」あたりに在籍していたのではないでしょうか。こうした経歴を持つものは、社会に論理性を求めます。そしてその論理に、自分の理想を塗り込むファンタジー性も持ち合わせています。
そして「珍説」を開陳し恥じません。現実を見ない理想主義が「恥ずかしい」と教えられないまま大人になったので。これも優等生の特徴ですが、
「教えてもらう」
を当たり前としており、彼らが「脱原発」において、東日本大震災における福島第一原発の事故まで
「知らなかった」
と広言できる理由で・・・と話しがずれましたが、若者は、いまも昔もさして変わりません。
あ、ちなみに本稿で匿名となっている大学准教授と評論家、先週のブログでは実名にしています。これは「それほど有名じゃないので個人名は不用」という編集判断です(笑)。私は有名人と思っているんですが。
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Web2.0から10年。いま、若者はデジタルナイーブへ~流れ弾付き特大号~
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