小保方晴子博士の反論会見に続き、本日は笹井芳樹 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長の記者会見があるとのこと。
小保方晴子氏の記者会見とは、理研が捏造や偽造と発表したことへの反論であり、つまりは彼女の名誉を守るためだけの価値しかなく、そもそも論であるはずの
「STAP細胞(現象)はあるのか否か」
についてではありません。だから彼女はいけしゃあしゃあと
「あります。STAP細胞はあります」
と宣う台詞を放置できていたのです。
言葉に悪意があるのは率直な感情です。それを仕掛けた弁護団への。
そもそも論を繰り返しますが、ネイチャーへ寄稿した論文に偽造や捏造があっても、世紀の大発見が事実ならば些末なことです。だから早く再現すれば良いだけのこと。
ところが・・・と、いう話しはネットに掃いて捨てるほどあるので、ここでは繰り返しません。
小保方晴子氏の記者会見で、面白いなぁと思ったのがネットの反応で、魔女狩りだとか、陰謀説には大きく分けてふたつあり、
・理研の内部抗争
・東大・京大閥からの攻撃
と、さらには
「批判するヤツは売国奴だ」
というものもありました。
魔女狩りについてはなるほどと頷きます。それは彼女が記者会見で告白したように、彼女自身は200回以上も実験に成功しており、インディペンデントな・・・要するに他人でも1例だけ成功しているというものの、つまりそれは女子選手においては史上、安藤美姫しか成功したことがない4回転ジャンプのような「異能」であり、細胞を生み出すことができるとは魔女の所業の可能性があるからです。ならば錬金術に属する、いわゆるオカルトです。月刊ムーを愛読していた私としては、この可能性に賭けてみたい気もします。
続いての学閥論争の真実は分かりません。ただ、世紀の発見の足を引っ張るデメリットを考えれば、妄想の域をでないでしょう。
そして「売国奴」は論外。日本人の誰もが認める価値観とは
「嘘をつかない」
です。これが同じ極東の民族ながら、中国や韓国人と決定的に違うところであり、小保方晴子博士が嘘をついていないかを、国民は気にしているのです。些末な間違いをみつけ、重箱の隅をつついているのではありません。
「あるか、ないか」
という原点への説明を求めているのです。
むしろ、ないものをあるとするのは、負けた戦闘を勝ったと喧伝する大本営発表です。
そしてもっとも面白いと思ったのが、
「嘘をついていない」
という主張。本件に絡み、多くの科学者や科学ジャーナリストがメディアを賑わせます。しかし、みなに共通するのが
「頭ごなしの否定はせず、頭ごなしの肯定もしない」
という立場です。端的に言えば「断じるに足る証拠がない」ということ。言葉の端々から、嘲笑や疑いを見つけることがありますが、文章に起こしたなら「どちらとも言えない」という発言ばかりなのです。
科学的な態度です。充分な判断材料が示されていない上での、断定とは推論に過ぎないからです。科学者も推論はします。むしろ推論が仕事の始まりで、そこから仮説を立て、立証するために実験を繰り返します。その実験結果こそが判断材料で、STAP細胞においてはその実験結果そのものの、真贋がまだ不明である以上、断定ができないとなるのは当然でしょう。
一方で「嘘をついてない」とする、各種論者。
要は見た目です。
で、それに対して非科学的な私見をここで述べます。
まず、小保方擁護派は「具体的な数字を挙げている」とします。
鼻で笑います。根拠の伴わない数字は、誰でも言えるどころか、嘘つきほど具体的な数字を挙げるものです。
小保方晴子氏の200例とは自己申告です。小学生が垂直跳びで20m跳べるといっているのと大差はありません。
また、嘘つきは数字をぼかすことを忘れません。どういうことかといえば、具体的な数字を掲げた直後に、別の数字を並べてみたり、曖昧な言葉を添えてみたりすることで、どちらにでもとれるように保険をかけておくのが嘘つきです。
一例を挙げましょう。研究ノートについて
「2冊ということはない」
と明確に否定し、4冊と掲げ、各所にあったから4〜5冊と訂正します。
理研の調査結果「2冊」を否定することに成功していますが、松尾貴志氏の指摘が的確なのでここで紹介します。
“40〜50冊ならわからないでもないが、4と5なら覚えているだろう(要約)”
擁護派は「嘘をついている目ではない」といいます。どれだけの人生経験を重ねているのかわかりませんが、本件を揶揄する週刊文春は漫画家の小林よしのり氏のブログを紹介します。
“可愛いし、オボコな雰囲気で嘘をつく人には見えない”
まぁAKBのガチという演出に騙され、応援するタレントがことごとく、股が緩いことがスクープされる、彼の女性を見る目はむしろぶれていないのでしょう。
小保方氏を指すものではありませんが、男を手玉に取るタイプのいわゆる「悪女」は「処女性」を兼ね備えているのは、大人の男センター試験があるなら基本問題です。
だからたぶらかされますし、このタイプの女性は同性に嫌われます。アイドル全盛の頃の松田聖子を思い出せばあきらか。彼女が女性の支持を明快に集め始めたのは
「(男性関係に)奔放な女性」
となってからです。女性が同性に発する「(かわいこ)ぶりっこ」とは、松田聖子の代名詞であり侮蔑用語だったことからも明らかです。
これまた大人の男センター試験の基本問題ですが、筋金入りの嘘つきは、相手の目を見て嘘をつきます。理由はふたつ。
嘘をつく訓練を積んできたことにより、嘘を信じ込ませる技術を身につけてること。そして、こちらのほうが重要です。
“嘘を嘘と自覚していない。あるいは願望や希望を事実と思い込める能力”
そこに「悪意」などあるわけありません。100%自分の願望なのですから。
そして最後にもうひとつだけ。
“善意を持って接する限り、嘘つきは嘘を認めない”
目の前に証拠を突きつけられても
「勘違いだったのかなぁ」
とつぶやき
「くやしいです」
と嘆いてみせ、それはこっちの台詞だというバッシングに
「みなさんを落胆させてしまったことが悔しいんです」
と、バッシングに寄り添うことでダメージを最小限に抑えようとするのが、嘘つきという人種です。
善意で接する限り彼らを理解することなどできません。
そして本稿は嘘つきにおける一般論。誰かを特定してのものではありません。
小保方が、自分の世界観を垣間見たとき・・・・
そこに、STAP細胞がもとから存在していたかのような錯覚を持って
流暢に説明している自分に己惚れているのである。
それを見破った人間は、小保方を擁護せず!厳しいチェック
寧ろ当たり前のことを論じてるにすぎない。
小保方を擁護する人間は、彼女(小保方)をよく観察していないのである。
自分の考えだけで、小保方はかわいそうなどと私情を挟むから、本質が見えなくなっている
理研の体質の問題じゃなく・・・小保方の支離滅裂な科学者としての資質が疑われているだけである。
マスコミの記者たちも、結局小保方を、同情して感情をいれるから、本質を見失うのである。
コメントありがとうございます。
結局、あるかないかの話しで、理研の体質批判は別物として追究すればよいのにと、お茶の間でつぶやいています。