脱原発が都知事選の争点にならないたったひとつの真実

あまりにもバカバカしい議論が続くので都民として一筆啓上。脱原発が都知事選の争点という議論です。主導しているのは放射脳と、右傾化と批判しても瓦解を防ぐ術にもならない左翼と、左翼崩れのメディアです。結論まずのべれば「脱原発」は都知事選の争点になりません。小泉純一郎のバカがでてこようが、細川護煕という脱走兵・・・もとい逃げ出した殿様だって同じです。

猪瀬直樹の辞任により行われる都知事選挙。序盤の焦点は三流芸人のそのまんま東でしたが、すでに脱落したとみてよいでしょう。同じ禿頭(とくとう)なら大臣経験者のほうが遙かにマシです。学識や経験だけではなく「人間性」からも明らかです。

シンパシーという点では田母神俊雄さんに票を投じる予定でした。大勢が決したのであれば、出馬したという心意気へのエールとしてのことです。ドクター中松では洒落が過ぎます。

宇都宮けんじ氏は論外。左翼の代表選手というだけではなく、この人「東京五輪招致見直し」ですしね。とにかく共産党や社民党の政策を、大東京で行う時代じゃないからです。ソ連が崩壊して20年が過ぎても、残党がウロチョロしていても逮捕されない日本は平和です。

そして宇都宮けんじ氏の「脱原発」など失笑ものです。山本太郎というバカを当選させた都民もいますので、一定数は集めますが、少なくとも山本太郎のバカ・・・もとい参議院議員という国政を担う立場にアリ、このバカに関して脱原発は少しだけ現実的ではあります。もっとも「バカは強い」というソフトバンクのCMのような詭弁レベルの現実に過ぎませんが。バカは馬鹿です。強い弱いを超越した価値観に生きるのがバカという生物の特性です。なぜならバカとは、接するまともな人の発言を理解できないから。つまり強い、弱い、という概念すら理解できないのがバカなのです。

話を戻します。そこに細川護煕というかつて首相の座から逃げ出した殿様が「脱原発」を旗印に都を目指します。細川護煕をウィキペディアより引きます。

“戦国大名・細川忠興の子孫で、旧熊本藩主細川家第17代当主・細川護貞と、近衛文麿元内閣総理大臣の娘である温子との間の長男として東京府東京市(現在の東京都千代田区)に生まれる(本籍地は熊本県熊本市)。”

大名の子孫であるがゆえに「殿様」と揶揄され、経歴を見れば「日本新党」の党首として非自民政権を誕生させますが、このときに

「自民党を政権から引きずり下ろすためには悪魔とも手を結ぶ」

と手を組んだのが「小沢一郎」で、本当に悪魔を生み出し、後の民主党政権交代により国益毀損の礎を築いた大迷惑人です。

そして無責任な脱原発発言を繰り返しながら、なぜか人気だけはある小泉純一郎のバカの応援があれば「脱原発」を旗印に都知事選挙に出馬する意気込みとのこと。

ここからが本題です。先に脱原発を掲げている宇都宮けんじ氏も前回都知事選挙で脱原発を掲げ、ここでは太陽光を筆頭に自然エネルギーを代替としていましたが、東日本大震災からまもなく3年が経とうとし、民主党政権による大盤振る舞いで、太陽光発電=メガソーラーと大騒ぎしてきましたが、結果はどうでしょうか。いまだに電力供給におけるプレゼンスは低いままです。

「これから」というのなら何年後でしょうか。太陽光発電の高額買い取りの権利だけを保有するブローカーが暗躍するマネーゲームばかりが元気で、発電の主力は火力です。

ましてや「東京都」。足立区から眺めれば、雨上がりの東京スカイツリー、そして舎人公園の丘から眺める富士山は絶景です。裏返せば、晴れ間が続くと霞んで見えない程、空気が汚く、余っている土地の少ない東京に、太陽光発電は適しているとはいえません。

東京都は電力の大消費地ですが原発もなければ、核廃棄物の貯蔵施設もありません。宇都宮けんじ氏は先の選挙では、被災地のがれきの受け入れすら「凍結」といっていました。原発の地域負担を受け入れるつもりもない、わがままどころか傲慢さが脱原発の連中に滲むのです。

どうするのでしょうか? 脱原発。叫ぶだけならデモと同じです。都知事にならずとも可能です。都知事という公職についてデモに興じるものを「税金泥棒」と呼ぶのです。税金泥棒を目指すものに票を投じるのも都民の自由ですが、わたしは嫌です。

また、仮に「脱原発」がなにかの呪いで成立した暁には、電気代はさらに高騰するだけではありません。楽観論で見ても10年単位では、火力発電しか現実的な選択肢はなく、すると地球温暖化ガスの増加に伴う「排出権取引」の費用負担は、都民はもちろん、国民が背負うものです。そして都知事選です。脱原発を掲げる都知事が生まれても、福島の現状は変わりません。なぜなら都知事は福島県になにかをする権利をもっていません。

先の宇都宮けんじ氏の主張が、脱原発派の一般論とするなら、がれきの受け入れは行わず、氏はさらに「食の安全」の強化も叫んでおり、風評被害の拡大のほうが現実的と言えるでしょう。

宇都宮けんじ氏の場合、過去の発言からおおよその行動目標が見えるだけ「マシ」とはいえます。一方、細川護煕と小泉純一郎のバカは「脱原発」しか掲げていません。なにをどうやって、東京都が脱原発を実現させるというのでしょうか。

ここまでで放射脳、あるいは脱原発派のなかには隔靴掻痒というか、歯痒い思いをしたかもしれません。「東京都は東電の株主」という伝家の宝刀です。そしてそれこそがすでに錆びたナイフどころか、腐食してママゴトの役にも立たないというのが本稿の主題であり、メディアが報じない、あえて触れない事実です。

結論。

「東電の最大株主は国」

もろもろの資金援助により、東電の最大株主は国で、猪瀬直樹がブイブイ言わせていた頃とはすっかり様変わりしています。これは東電のホームページを見ればあきらか。54.69%を原子力損害賠償支援機構が保有しており、この機構は官民共同出資で半分を政府が、残りは原子力事業者などが受け持っております。※東京電力に確認したところ、原子力損害賠償支援機構が保有している株式のうち「議決権」でカウントしなおしても50.1%、つまり過半数以上を保有しています(2014年1月14日追記)

東電における東京都の株主比率は1.2%。従業員持ち株会の1.33%を下回ります。すると「株主だ」と都知事が乗り込んでも、あっさり否決されるだけで、ドーベルマンに挑むダニほどの影響力もありません。

つまり、都知事には「脱原発」をする権限もなければ権利もないのです。この当たり前に対して、まったく触れず、小泉純一郎の妄言を拡散し、細川護煕の妄想を騒ぎ立てるのはマスコミによる悪質な「議論誘導」です。都知事=脱原発というね。

脱原発を本気で知事という立場から目指すのなら「福島県知事」でしょう。あるいは新潟県など、その他の原発立地道府県の知事です。

最近の研究では「記憶(経験)」が遺伝することがマウスの研究から明らかになりつつあります。細川護煕は東京都生まれで、朝日新聞記者として鹿児島へ行き、選挙のために熊本に戻り、当選して永田町(東京)にでてきてからは選挙区との往復生活。

議員引退後は作陶に興じていましたが、ここにきてDNAが再び発動したのかもしれません。それは

「細川家に流れる参勤交代のDNA」

です。迷惑な話です。

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