あえて問う、ツイッターを疑え!

 で近所のファミマで週刊ポストを自腹でゲット。

自分の発言を金を出して読むことの滑稽さもまた人生の
楽しさではありますが、中川淳一郎さんと岸博幸さんの
発言は一読者として気になるので、自分が絡んでいなくても
購入していました。

すかっとしますね。詳細はポストを手にとって欲しいので
すが、中川淳一郎さんの

「断罪すべきはツイッターのエバンジェリスト」

ザッツライト。これは日本の「IT業界」の構造的問題で

「日本にグーグルが生まれない理由」

と重なります。論の骨子は同じですが、ポストの編集者と
増田晶文さんとのインタビューで私が指摘したことを蛇足ながら
ここに記載しますとこうなります。

「プレイヤーではなくコメンテーターが権威になっている」

IT系の「著名人」の来歴を追えば、技術者や開発者、
それに経営者(コンサル会社を除く)が少ないことに呆れる
でしょう。

いうなれば「前田忠明」の語る芸能と、IT業界の
エバンジェリストの発言は相似形です。

ツイッターに「何か」を期待する人は、ポストのこの
中川淳一郎さんの指摘は必読です。

つづいて私の発言となりますが、手前味噌ですので省略。
私はそこまで「自己顕示欲」は強くないので。この理由は
本文をご参照ください。

で、岸博幸さんの

「米ネット帝国主義の下僕となりはてるのか?」

という指摘は、いまさら読み返している

「フラット化する世界」

に照らすと唸ります。上巻はまさしく「The米国」と
いえるオプティミズムに溢れた陽気な帝国主義に溢れており
それを野放しに礼賛する日本IT業界の著名人(中川淳一郎さん
の発言にあるエヴァンゲリオン・・・もといエバンジェリスト)
の幼さは、マッカーサーが指摘した日本人とダブります。

そして「下巻」こそが、あの書の真意なのでしょうが、
引用する日本の〜(省略)連中は、下巻に言及しているものが
少なく、幼さの裏書きとなるのですが、同時に、この記事で
岸博幸さんの危惧と符号しているところに因縁を感じます。

最後にWebデザイナーの河野武さんの「作法」はいわば
ネットサービスを活用する上での「基本」。

ところが・・・ね。パソ通まで遡り、ネット掲示板(BBS)、
メーリングリスト、メルマガ、ブログ、SNS,セカンドライフ。

ずっと同じことが繰り返し指摘されてもできなかた高い
ハードルが「基本」。

この河野武さんの指摘する「基本」をみて、いま気がついたの
ですが、中川淳一郎さんがあげた「エバンジェリスト」って
凄いなぁと。

彼らもまた同じ内容を「主語」だけ変えて言い続けているので
すから。街角の社会人として生きてきたものとしてはこうつぶやく
ことを止めることはできません。

「一般社会なら・・・もう、だれも信用しなくなるのにね」

それはまるでフジテレビ開局50周年番組「わが家の歴史」に
登場した

「高田純次(西田敏行演じた八女家のとうちゃんも同罪)」

のようで。

「軍曹殿、つぎはウェッブ2.0が美味しいらしいでげすよ」
「軍曹殿、つぎはセカンドライフが美味しいらしいでげすよ」
「軍曹殿、つぎはSNSが美味しいらしいでげすよ」

そして

「軍曹殿、今度はツイッターが」

・・・ドラマの中の高田純次さんは、失敗を共有してつまずき
ますが、IT業界は「いい逃げ」ができて儲けることができる。

これこそ一般ユーザーに「問う」べきことだったりします。
 

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