仕事になりません。
計画停電です。
幸い・・・というのでしょうね。午前6時20分から予定されていた
停電が7時からになったと「テレビ」で知ります。
停電になればテレビもラジオもインターネットも見ることができません。
情報難民です。私のような商売は開店休業。これが続けば・・・と
ここから先は恐ろしくてかけませんが、想像して転業、あるいは副業も
視野に入れて行動しなければなりません。
もちろん、命あっての物種。
ただ政府の無策ぶりに呆れています。
被災者救援や原子力発電の大切さは知っていますし、全力を挙げて
欲しいと日本国民として願っています。が、しかし、民主党政府は
「枝野官房長官の記者会見と菅直人のパフォーマンス」
以外、なにをしているのでしょうか。いや、言葉を換えれば、
ふたり以外の「民主党」や「大臣」の姿が見えてこないのです。
株価は無策、円高も放置。
ま、これはいつものこと。
そして計画停電においては、
「製造業」
への対策が全く見えてきません。
製造業とはトヨタや日産だけではありません。パン工場、
豆腐屋さん、菓子工場まで含まれています。
昨日の計画停電で舎人にある食品工場は「お手上げ」でした。
テレビ報道によると「山崎パン」は、焼成が不十分になることを
怖れて製造できないとあります。たぶん「発酵」もその理由でしょう。
2次発酵のあと放置すれば商品にならないのかもしれません。
さて、一方、山手線に代表される「都心」の交通網への電気供給は
ぬかりなく行われています。
まもなく「計画停電」となるようなので、議論を手短にすすめます。
都心は便利を確保したままで、地方に不便を強いる。ま、これは
我慢しましょう。ただ、都心が「日常」であるなら、労働を求めるのが
ジャパニーズビジネスマンです。つまり、そこにあるオフィスに向かう
ためにエネルギー消費し、そこでエネルギーを消費するのです。
裏返してみます。「都心」を労働に適さないほど不便にすれば、
企業は休みだし、結果的にエネルギー消費量が抑えられるのに
なにも手を昂じない政府を無策と呼ぶのです。
そしてこれは更なる悲劇を生むことでしょう。
我が町、足立区は第5グループと第4グループで停電になって
いますが、以前住んでいた古千谷本町3丁目は、どちらにも属して
います。つまり、同じ町内でも停電と停電にならない地域があります。
さらに、昨日は第5グループは停電しましたが、第4グループは
停電していません。すると、第4グループにある工場は「日常」の
なか生産し、物資不足から販売でき儲け、「非日常」に置かれる
5グループは生産できず、ものを作れず、売るモノがなく赤字が
拡大します。
思い出してください。地震前から景気は悪かったことを。
中小企業に緊急融資(つなぎ資金)が必要だったことを。
もっといえば、都心にある企業は、この供給不足を「チャンス」に
することができ、計画停電対象エリアは「ピンチ」となるということ
です。
条件が異なればレースになりません。
被災者のことを思えば、これぐらいの我慢はなんてことはありません。
まもなく電気が落ちますが、部屋の片付けと、手書きで原稿を書き
時を待ち、昼になり午後に可能性のある「追加停電」もあれば、
日中に電気が付くのは2時間ちょっとで、それも致し方ありません。
ただ、移動にエネルギーを使い、潤沢にエネルギーが供給される
「都心」が有利なら、廃業して、「都心」の企業に再就職して、
エネルギーを使う側に廻った方が・・・いやいや、そんな我欲は
いけません。
しかし、「政府」はこうした、弱い零細企業が計画停電地域にいる
ことをすっかり忘れているようです。
まもなく落ちます。リアルに。一部、ツイッターにも転載しますので
拡散希望です。
被災者も原発も心配です。ただ、いま働ける人の働く環境を確保する
のも政府の仕事であることが、電気が潤沢に流れる永田町から聞こえて
きません。