グレー組に共通するところ

 小沢一郎さん起訴。の報に接し、祝杯をあげるところでした。

疑わしきは被告の利益に。推定無罪。

裁判の原則はこれで結構ですが、まず「お白洲」にて白黒を
つけてほしいという「庶民感情」の発露です。そのうえででた無罪
や有罪ならそれが結論ということになると考えます。

これは昨日、ツイッターでつぶやいたこと。

<国民感覚とずれていると批判して「庶民感覚」が現れると
「素人が」となじる。大衆とは庶民で愚かでもそれが民意で
あることは古代ローマから変わらないもの。いやなら昭和
の中学校のように「模範生徒」ならぬ「模範国民」を提示
すればいいのに。気色悪いですがね>

もともと法曹界の語る「常識」や、求刑、弁護、判決が国民感覚
からずれているという批判を受けての検察審査会の制度ですから、
下した結論は「民意」なのです。

これに「グレー組」が猛反論しています。「グレー組」とは
有罪判決が下るも上級審で争い続け、積極的なメディア活動から
無罪を主張する連中・・・かたがたです。北海道から雄飛して
ロシアまで活躍の場を拡げた政治屋さんとそのマブダチや、
「人の心は金で買える」といった元社長さんたちのことです。

ちなみに、元社長はこの台詞を「いっていない」と「嘘」をつ
いているのですが、嘘と断じるのは自著「稼ぐが勝ち」の72頁
の6行目に書いてあるからです。仮にゴーストライターが書いた
とするならそれは詭弁で、自分の名前で世に出した以上、発言か
ら逃れることはことはできない・・・というか、言ってもなけれ
ば、思ってもいないことを本にして、それを後に否定するならそ
れは「詐欺」です。

話を戻します。グレー組は検察を批判します。国策操作だ、
恣意的だった、政府の力が働いた・・・などなど。

なるほど、最近の不祥事・・・もとい、犯罪を見るにあるの
でしょうね。いかんことです。しかし、例えば鈴木宗男氏をみる
に幾つかの疑問が残ります。

彼が疑惑の総合商社と、後に自らの罪が露呈した当時、社民党
だった議員に追求された時は自民党にいました。そして収監が決
まったいまは彼も彼女も民主党にいます。どちらも時の与党で、

「政治的な力」

が働くとしたとする主張に納得しかねます。また、田中真紀子
さん(奇しくも彼女も現在民主党)が外務官僚と戦ったように
外務官僚という組織が、鈴木氏が語る「力」だとしたとしても、
それで「検察」や「司法」を動かす力はないのではないでしょう
か。ほら、中国人船長を帰すという「外交」を考えたのは地方
検察であることからみて、検察のほうが序列が高いのは一目瞭然
ですよね(ニタニタ)。

と、「真っ白」でも、政治的圧力がかかり「黒」にされるので
あれば、田中真紀子さんがしょっぴかれてもおかしくない話しで、
政府に楯突くという点だけでみれば

「石原慎太郎」

東京都知事など遙か昔に国外追放になってもおかしくありません。
もちろん、これは暴論。ただ、グレー組の主張を丸呑みすると
矛盾のほうが大きくなるのです。

さきほどの元経営者の「発言否定」に関しては、小沢一郎さんも
内容がころころかわったことが指摘されており、なんだか同じ匂い
を感じることを禁じ得ません。

そして自身の発言という揺るぎがたい事実がほころんでも

「いっていない」

と強弁するところが、グレー組に共通するところで、そこを
国民的な言葉で言うと

「胡散臭い」

となるわけです。
 

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