株価が底を割れています。
政策不況へと突入する中、民主党の三宅雪子衆院議員は元気に
ツイッターでつぶやいています。
そして笑ったのがこれ、
「産経のネットのニュースを見ていたら、総理との懇談会欠席者
リスト!が掲載されていた。私は嫌がらせに慣れているためこ
んなことでは動じませんが、目的が透けてみえてうんざり。」
http://twitter.com/miyake_yukiko35/status/22117683243
菅直人さん・・・もとい首相の新人懐柔懇談会だか勉強会の
出席者を連日掲載していた産経新聞は、最終日に「欠席者」を
スクリーニングして掲載したことを捉えてのつぶやきです。
しかし、三宅女史は元フジテレビジョン、つまり、産経新聞と
いうグループ会社の新聞に嫌がらせされるとすれば、所属する政党
故か、それとも個人的なモノか、はたまたは
「フライング騒動」
同様に「思いこみ」が激しいのか。
これは一般論で述べることですが「お嬢様」のなかには、
「自分が認めたくない現実を認めない、敵視する人格」
をもつひとが多々おります。
そして与党の国会議員ならいますべきことは他にもあると
思うのですが、これがツイッターやネットの危険なところ。
ポジティブにネットと接していると
「自分に都合の良い情報だけ信じるようになる」
ということ。特にツイッターのようにコミュニケーションを
主体としたネットツールの場合、「とりまき」に囲まれた
マリーアントワネットに陥ったとしても本人はパンがなければ
お菓子を食べれば良いわとつぶやくことでしょう。
そしてお嬢様につける薬はありません。
さて、株価と円高ですが、いまの政府に講じる策はありません。
いや前政権の「ハトヤマ」からの引き継がれた芸風は、民主党
の持ち味なのでしょう。
民主党の政権運営の基本路線は「先送り」。普天間でも八ッ場で
も決定はしますが、
「先送りすることを決定した」
が持ち味です。子ども手当の財源も、朝鮮学校の無償化も
先送りして時が解決してくれることを待ちます。
ここで残酷な結論を述べましょう。
「先送りは全てを解決する魔法のツール」
これはかつての与党の議員が内緒話として私に囁いた話しです。
いまから10年以上前のこと。
高齢者の福祉政策で、私はマスコミで聞きかじった問題を議員に
ぶつけました。それまでの意見交換から、人柄を信じてくれたので
しょう。議員は「本当のこと」と前置きしてこういったのです。
「高齢者いつか亡くなる。
つまり“いまの”高齢者問題はそのうちなくなる」
根本解決はしないが、当時のマスコミが問題視した
ヒューマニズムと老人医療や保険の課題は、時を待てば解決し
マスコミが試算するようなとんでもない数字にはならないという
意味です。
これだけ捉えると残酷なようですが、「政治家」として未来を
見据えての発言で、前後の言葉を私なりにまとめるとこうです。
「少子高齢化が進み、日本の国際競争力が本当になくなったと
すれば、老人を支えるのに充分な国力がなくなるので、老人を
支えることなど根本的にできない。すると、体力のないモノが
淘汰されることを止めることはできない」
ひとりの働き手で数人の老人を支える社会が喧伝されますが、
そこまで進んだ少子高齢化社会「日本」では、老人を支えること
がフィクションになるのです。
もちろん、こんなことを「広言」すれば、選挙で落選します。
しかし、これこそが政治のリアリズムです。
そして普天間も八ッ場も、いずれ反対派の「コアな人々」は
時の流れに流されてしまうことは避けられません。子ども手当に
より乱発された国債も解決を求められる前に、発行者は朽ちていく
ことでしょう。
そう、民主党の党是のような「先送り」とは、究極の政治手法
なのです。かつての自民党も得意技としましたが、技の切れ味が
違いますし、自民党議員の中には先に述べたような
「残酷なリアル」
をイメージする人間もおり、だから「躊躇」することもありました。
それは「北斗神拳」を使うことでおこる「ヒデブ」へのためらい
といってもよいでしょう。その点、政権交代によって生まれた民主党
様の北斗百烈拳は切れ味が違います。
この状況で新人議員がツイッターで遊んでいられる余裕が、技の
切れ味を磨くのでしょうね。