クラウドが取りこぼす社長の性質。お利口さんと商売現場の温度差

 IT界だけでなく報道機関や世襲政治家にも通じますが、どうにも
議論が空回りしているのは彼らから土の匂いも潮の香りもほとばしる
汗の輝きも感じないからです。

人はパンのみに生きるにあらず。
ですがその解釈は「ご飯も食べるしね」というのが庶民の発想です。

ところが報道と政治でいえば戦後60年を超える泰平が「同族」ば
かりをあつめ、知的近親交配を重ねた結果「にたりよったり」となり
閉塞感を覚えつつも打開策が見つかりません。それはそうです、
生存本能から命を守り自分の遺伝子を残そうとする活動から生まれた
閉塞感で打破するためには既得権を放棄する・・・つまり本能に
反する行為をしなければならないからです。

まぁ平たく言えば「ないものねだり」ということ。

そしてIT界も土の香りがしません。

これは比喩ですが、例えばエンジニアや研究者といったIT界の
現場の人間の声が聞こえず、いっちょがみ(関西方言で何でも少し
だけ参加するもののこと。どちらかといえば侮蔑)の連中や
同じく報道機関と山師ばかりが大騒ぎしているからです。

悔しいながらアメリカIT界はいっちょがみや山師も多いですが
同時に技術者も発言しているところが日本のそれとの決定的な違い
です。

で、本稿。
最近、日経新聞が力業で流行らせようとしているクラウド。またの
名をSaaS。

所有から利用へ。

で結論を述べれば「社長」という人種の性質を理解していれば、
彼らの匂いを知っていればこの祭りの結末を予見することは簡単です。

■心得其の116
「クラウドが取りこぼす社長の性質。お利口さんと商売現場の温度差」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/04/08/5284

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