彼女の人生よりも「我」の強い男性に囲まれて

基本的に芸能人や類する坊ややお嬢ちゃんのした「イタズラ」に
ついては匿名で取り上げてきましたが、ご本人が20才を過ぎ

「女優復帰」

を口にしたので実名をだします。加護亜依さん。

モーニング娘。を喫煙にて停学を食らい、2度目の喫煙で退学と
なったタレントさんです。

テレビを筆頭に一度目の停学の引き金となった写真で同席し、
記事では夜の闇に二人して消えていったとされる「中年オヤジ」を
メディアが掘り下げないのも気になりますが、先日、謝罪・釈明
インタビューの聖地と化しつつあるテレビ朝日「スーパーモーニング」
にて、独占インタビューが垂れ流されていました。

まぁ何を言っても20才のお嬢さんですのでコメントにいちいち
かみつくような大人げないことはしませんが、彼女はタバコを

「大人との接点」

としてアイコン化しようとシナリオを書いていたようですが、
細部にぼろが出ます。

「自然と手を出していた」

こと。意識せずに手を伸ばしていたと語ります。家庭の不和やら
ストレス、大人に対して何もできない自分への苛立ちという付箋を
つけながら。

まず、タバコは自生していません。春のツクシのように、初夏の
ビワのたたわな実りを享受するかのようにタバコを入手することは
不可能です。

「買う」

が「ホップ」となります。

続いて「封を切る」が「ステップ」。
そして、「くわえて火をつける」が「ジャンプ」。

どれも無意識には行えません。本当に無意識であれば相当な

「ニコ中(ニコチン中毒:ヘビースモーカー)」

です。いくらストレスを感じていても、特に2度目などは自分の
置かれた立場を考えれば、買うとき、封を切るとき、火をつけると
きと考え直す機会はありました。

この3つの動作はそれぞれ「注意喚起」が必要です。

買うときは現金の確認、銘柄の確認、お釣りの確認。
封を切るにはビニールの赤いベロを探さなければなりません。
火をつけるときに油断すると前髪を燃やします。

天下の横綱も発症する極度のストレスによる心身症とでもなれ
ば「うっかり」や「ぼうっと」という「理由」もできるでしょうが
しかし、芸能活動停止の引き金を引いた

「ストレス因子」

ともいえるタバコを見てこれは考えにくいでしょう。

すると、相当なニコ中か無反省だったかのどちらではないかと
いう推論が成立してしまいます。

もしくは・・・

「スタッフがタバコを買いにいき封を切り、咥えさせ火をつけた」

という仮説も強引に立てることができます。ともすれば、無理
矢理吸わせたのかも知れません。だとしたら犯罪です! ま、
妄想は政治だけで結構ですのでここらでやめておきますが。

正直な話をすれば、街角でレベルでいえば「タバコぐらい」の
ことでしょう。しかし、加護亜依さんのケースから見えてくる教訓
があります。

「小さな過ちを見逃されると大きな危険も同一視してしまう子供」

「破れ窓理論」とも重なるのですが「それぐらい」と見逃され
ていくうちに、身に降りかかる「危険の度合い」を計る術を
学ぶ必要がなくなり、時に破綻まで招いてしまうと言うことです。

女優復帰を自ら口にするということは「芸能」の世界への
未練は充分で、インタビューの中でも何度か匂わせていました。

だとすれば謹慎期間中に

「喫煙&男と一泊旅行」

が芸能生命とそれに連なる金銭的メリットに内的満足を喪失する
リスクへと思いが及ばなかったのは「異常」です。部外者から見れば。

同様の事例が朝青龍のケースです。

相撲の歴史から見れば、母国とはいえちょろちょろ帰国し、
巡業をサボりあまつさえサッカーをする力士というのは論外です。

その昔、ロンドン巡業で確か若花田がクラシックカーかなにかを
運転し、その様が報じられると「力士らしからぬ」とお叱りを
受けたと記憶していますが、立ち居振る舞いを厳しく戒めていた
ものです。

先で待っているリスクを考えれば「サッカーなんて」となります。
異常です。常識を持って接すれば。

両者に通じるのが「監督者」がいること。

加護亜依さんならマネージャーであり事務所社長に会長。
朝青龍には親方に相撲協会理事長。

彼らが小さな過ちの段階で「正邪善悪」を質してこなかったが
ために「大きな危険」を路傍の石の如く無意識にタバコに火をつけ
サッカーボール蹴ったのです。

誰が責任を取ったでしょうか。
・・・この言葉は正しくないかも知れません。

「監督者としてのけじめをとったのか」

のほうがしっくりときます。

けじめとは減給などといった「懲罰」ではありません。

身の処し方です。

映画「明日への遺言」にて藤田まことさん演じる岡田中将は
指揮官としての「けじめ」を示し旅立ちました。

「戦争」という舞台装置に毛嫌いする方もいるでしょうし、
戦争なんてなければというのはごもっともな意見。しかし、
それは現代という傍観者からの正論です。

まだ上映している映画館が多数ありますので宜しければ
足をお運びいただきたい映画です。
http://ashitahenoyuigon.jp/news/theater.html

小さな過ちを「おおらかさ」という甘言で見逃す先にある
リスク。けじめを取らない責任者。

「小さな子供のすることだから」

という言葉の先での重大事故と重なり胸が痛みます。

子供を叱ることは当然として、監督責任者に矛先が向かない
メディアの異常さを危惧します。一般企業なら

「社長の責任は?」

と辞任を迫るのと比較しての話です。

ちなみに責任と言うことでしたら、前述の「中年オヤジ」も
現在も交際を続ける年上男性も「喫煙現場」に立ち会っていた
のですから罪は重いのですが彼らにとっては芸能生活も含めた
「彼女の人生」よりも、

「目の前の女」

のご機嫌を損ねたくないという気持ちが働いたとで同性とし
て分からないでもなく、20代前半の私なら

「いーじゃん、タバコぐらい」

と悪びれたのでしょうが。

30過ぎの大人の所業・・・少なくとも相手を一人の女性と
して大切に思っての行為ではありません。

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