不祥事になると途端に数字に弱くなる官僚様

責任者でてこーい!

とは、人生幸朗師匠ですが、覚えている方がいるでしょうか。
私は幼心にといったところです。

社保庁から端を発した「泥棒役人」のことを取り上げたラジオ
番組で団体職員や公務員からの投書メールが紹介され

「そんな人たちばかりじゃない」

と怒りを露わにしていましたが、憤りではなく怒りと言うとこ
ろにも筋の違いを感じてしまいました。もちろん、投稿した人
ばかりでないことは重々承知しております。

それに、公務員全部が泥棒なら・・・総務省のホームページに
よると、国家公務員が約95万人、地方公務員が約304万人で、
あわせて約400万人。

平成17年の労働力人口6770万人で割合を見ると、5.9%
となり、日本の労働者における犯罪者の割合は現行の消費税率より
高いことになってしまいます。

また、日本全国の市区町村の数が2,465で、こそ泥が見つ
かった数は100件ほどでわずか4%。ほら、消費税より少ない
のですから気にすることはございません。

しかも、数十年にわたった中でのこの数字ですから、戦後からの
60年とすれば、年間僅かに0.067%の発生率です。

2003年のものですが、日本人の人口あたりの犯罪発生率が
2.19%と較べればどれだけ公務員様の倫理が高いかと言うこ
とは一目瞭然です。

・・・と、まぁこれは「数字のお遊び」ですが。

お上が発表する「不祥事」が、「当初発表」と「追跡調査」で
違うことはお約束ですから、この発生率はすぐに変わることでしょう。

また、公務員の犯罪も税金や年金のこそ泥というよりは

「公務員の地位を濫用、悪用した犯罪」

ですから、罪の性質が違いますし、今朝も地元の足立区の非常
勤職員が痴漢で逮捕されていましたが、他の犯罪や事件の犯人は
含まれておりません。

数字というのはどこを基準に、どう表現するかでまるっきり
変わってしまうのです。

そして消費税と較べて見せたのは嫌み。

かの消費税が導入されるときも「福祉目的税」という含みを
もちつつでしたし、2%だけ協力してくださいと呼びかけた
消費税増税の際も「福祉財源に」といっておりました。

またぞろ「消費税を年金の財源に・・・そしてアップを」と
いう論法になっています。

ちなみに実際に消費税を上げるとなると、段取りと手順は
お役人様が試算、計算、策定をします。

不祥事になると途端に数字に弱くなる官僚様がです。

消費税3%が2%上がって、5%。たった2%。
100円なら3円が2円上がって5円です。

これは詐欺師や押し売りの論法。

上昇割合は「66%」。100円なら166円。
もっと庶民的に言うなら3円だったものが2円という

「約倍」

です。
一連のこそ泥発覚で数字を振り回す野党議員とマスコミに
乗じて、官僚様が数字を提示しだしたところに臭い「にほひ」
を感じてしまうのは私だけでしょうか。

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