ネット選挙解禁→金がかかる

 ホームページ制作業者というのは日本全国どこにでもおり、また
どこにいてもネットで集客すれば商売が成立するので、商圏は日本
中で所在地はどこでも問題がありません。

しかし、実際には便利な都会やオフィス街に拠点を構えることが
多いのですが、これは取引先が近所で集めやすいことと、郊外の客
に対してハッタリが効くことが理由です。

足立区のホームページ屋さんと六本木ヒルズの○○階となら
どちらのほうが

「スゴソウ」

に見えるでしょうか。

そして「所場代」は料金に加算されます。

仮に10社の取引先で比較すると、家賃10万円のオフィスなら
1顧客当たり1万円の経費となりますが、100万円では10万円
となります。

単純な費用だけを見ると100万円のオフィスより10万円の方
がコストパフォーマンスが良いように思いますが、商売とは面白い
もので100万円のオフィスの廻りには、月10万円の負担があっ
ても厭わない企業や団体が多くあるのです。

だからといって身の丈に合わない家賃は倒産の理由になるので、
高いだけで選ぶのは超間違いですが、要は費用対効果だということ
です。

しかし、その費用が税金で賄われているとしたら・・・できるだ
け「良心価格で抑えて欲しい」と思うのが庶民感情ではないでし
ょうか。

先日の日経新聞「ネットと文明」で、来年以降「ネット選挙」が
解禁されると金がかかると紹介されていました。

国会議員レベルの話しですが、開設費用に百数十万かかり、月々
の運営費が30万円で、これを選挙で使えるようになると、更に
費用を計上しなければならないといいます。

・・・果たして費用対効果を計算しているのでしょうか。

地元の区議のお手伝いをする際に、各国会議員のホームページを
研究したことがありますが、とてもそんなに管理費のかかるホーム
ページはありません。

中途半端に動画やデザインに金をかけている所はありますが、
自己満足の域をでていません。

しかし、金はかかる・・・そうです。

私は地元の区議のページと、さらにそこからつながる政治団体の
地元エリアのホームページをお手伝いしております。

ここの管理費と初期立ち上げ時の値段を知り合いに話したら

「絶句」

されたことがあります。
無茶苦茶リーズナブルだからです。

するとある人は

「でもあぁいうところとお付き合いしていると色んな取引が拡がり
ますよね」

といいますが、私はこの「縁」を使ったことはありません。
ダンピングしてでも政治団体に取り入り、仕事を取るという営業
手法を否定しませんが、私は好きじゃありません。

だってそれって

「政治に金がかかる」

理由の一つですからね。
私がリーズナブルな価格を提示したのも

「これぐらいの実働だろう」

という原価から導き出したもので、儲かってはいませんが赤字で
もないという金額です。

取材に答えた国会議員はまさしく国のあり方を語っています。

自分のホームページの管理費用の費用対効果を見積もれずに、
単純に金を上積みしているということです。

今の予算内でできる最大なのか、改善の余地はないのか、それと
もどうしても予算を上積みしなければならないのか?

この検証も工夫も視野に入れず

「ネット選挙解禁→金がかかる」

と。
民間企業なら実入りがなければないなりに考えるのですが。

ただ、政治屋さんに取り入って仕事を貰おうという人も多いのが
現実です。だから一方だけを責めることができません。

前号の

「権利教育と平等至上主義」

がここでもスパークします。

「選挙で応援するから」

これをいわれて、お願いを断れる政治屋さんは極まれです。

いっている側は応援している人間としての権利と、他に口利きを
した例を知っているので、こちらにも利益をもたらすことこそ平等
だと信じており悪意は薄いのです。

ネット選挙に金がかかる。

これは正しくもあり正しくもなし。

ただこうやって地道に世論に浸透させ、自分たちの実入りにつな
げようとします。政治屋さんは利に聡いのです。
来年の参院選に向けて、これからもっと増えてきます。

さて、元暫定民主党支持者としては「そんなもんだろ」という
選挙結果でしたが、このニュースの中でやっぱり「暫定民主党支持」
への復帰はまだ先だなと思うことが。

「小沢、管、鳩山、ヘリで応援演説移動」

・・・民主党要人が同じヘリ移動でもし万が一が起きたときはど
うするつもりだったのでしょうか。

分散移動は要人のリスク管理の基本です。

飛行機、クルマ、新幹線。

やっぱり政権を任せるにはまだまだ役不足…誤用です、力不足の
ように感じました。

※役不足は役者の力量に役が足りていない、つまり役者の方が上位
にある時に使います。

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