茂木健一郎論におけるショーンKなら、バナナ皮も国家賠償となる

ショーンK。所属事務所サイトより。 ショーンK。所属事務所サイトより

 茂木健一郎氏のLINEブログ「ショーンKさんを作ったのは、世間ではないでしょうか」が話題になっていました。総じて批判。当該ブログのコメント欄は、彼の信者から称賛の声が多いのはご愛敬。

 安保法制を巡る議論においてSEALDsを支援し、同じ立場の民主党 有田芳生参院議員と昨年のISに惨殺された後藤健二氏を偲ぶといいながら、居酒屋で大笑いの写真をツイッターに投稿するなど、常人に理解しがたい行動をとっている茂木健一郎氏。

 そもそも「脳科学」なる学問はないようで、この肩書きを名乗る著名人は、迷信や俗論を、認知科学や哲学、経験則を都合良く繋ぎ併せて語っていることが少なくありません。「右脳左脳」などもこの系譜。脳の形状は左右に分かれていますが、相互に依存・干渉しており、どちらか一方だけが機能しているわけではありません。

 つまり、脳科学者自体が、アカデミックな解釈では、経歴詐称を問われるリスクもあり、同類相哀れむとは過言でしょうが、少なくとも私は「ショーンK」こと「ホラッチョ川上」さんを作り出した世間ではありません。

 先の活動からも「パヨク」が明らかな茂木健一郎氏で、こんなところでも馬脚が現れます。何かと言えば「私怨を公憤にすり替える論法」です。パヨクのお得意の論法です。

 道ばたの石ころに不注意の果てに躓けば「道路行政が悪い、国土交通大臣は何をしている、安倍しね」、バナナの皮で滑って転べば「滑る皮のバナナを放置した農林水産大臣は罷免の上、治療費を国家賠償せよ。そして、安倍しね」。

 自分の責任を棚に上げ、公に責任をなすりつける論法で「保育園落ちた、日本死ね」も同じ。保育園に落ちたのはその地域において相対的に豊かな世帯である証拠ながら、いまある幸福には目を向けず、自分より貧しい家庭が利益を得ることに怒り、その怒りを社会全体になすりつけます。

 茂木健一郎氏の屁理屈は「世間が良いと思う姿に重ねたのであり、その良いのイメージを創りあげたのは世間。だからショーンKは世間が作り出した」というもの。しらねーよ。

 アメリカ軍人を名乗った日本人で希代の結婚詐欺師 クヒオ大佐は世間が作り出したのではありません。野村沙知代が出身大学を、磯野貴理子が実の妹より年下と騙っていたのも世間のせいではありません。某かの利益を期待してのことで、ショーンKにおいては、メディアに自分を高く売り込むため、と見るのが妥当でしょう。というかタレントなら学歴や資格の嘘とて、年齢詐称のようなレベルとしても、「経営コンサルタント」においてMBAの肩書きを騙っていたなら、詐欺罪に触れてもおかしくありません。虚偽の経歴において経済利益を期待しているのですから。

 茂木氏の理屈がまかり通るなら、すべての犯罪は世間のせいに転嫁できます。

 もっとも茂木が反対していた安保法制は、その世間が多数を与えた自民党、安倍政権が提出、賛成多数で可決したのであり、彼の述べる世間とやらは、その節穴に映る幻影であるなら、可哀想な人なのでそっとしておきます。ただ、BSも含めてその節穴に頼るテレビ番組は実に多く、政治的中立性の前に、内容の妥当性の面からも放送電波の割り当てについては考える時期にきているのでしょう。

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