ベネッセの情報流出を大騒ぎしましたが、本当のところをいえば、流出した程度の情報はすでに漏れている前提で生活しなければなりません。
例えばこんなことがありました。「さとうかよさんはご在宅でしょうか」。義母の名前です。義父に内緒の母娘のお出かけ(大したエピソードでないので割愛)でのアンケートに記入した後に電話が入ります。もちろん、アンケートに答えた会社ではありません。
あるいは九州地方の焼酎メーカーから売り込みもありました。この焼酎メーカーに、名簿の入手先を訪ねると、副社長と名乗る女性から折り返し電話が入り、入手経路を丁寧に説明した上で、二度とこちらに電話はしないと約束しました。
目くじらを立てるわけではありませんが、一番も問題は「名簿屋」を野放しにしていることです。すべてを規制しろと言いませんが、悪徳業者が多いのが実態で、これを放置したまま、ベネッセだけを責めても問題が解決する朝は訪れません。
■マイナビニュース
ベネッセの名簿を回収します。性善説と性悪説の個人情報0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/276/index.html