マンガ「三ノ宮純二」の作画をされている牧岡ちかひで先生の
最新刊です。
主に「会社法」を取り上げた本書をお薦めする理由はズバリ
「一般常識が身につく」
です。
社会人になると上座下座や有給休暇の取り方などの常識も必要で
すが21世紀のサラリーマンには
「リーガルマインドが求められる」
とは社会復帰した直後に読んだ「営業入門」だったと記憶してい
ますがその後、
「夜逃げ王」
と呼ばれ、企画制作で版権にふれ、契約不履行なども日常的で
必然的にリーガルマインドが身につきました。
リーガルマインドとは「法理」と私は解釈しています。
法律の理(ことわり)で、どう解釈し判断するかを人情と感情
からだけでなく「法」からも見るということです。
会社は誰のものか。
人情と感情なら客や社員となりますが、リーガルマインドからは
株主のものであるのは明白で、実は社員とは株主のことで、
一般論としての社員は使用人に過ぎないのです。
という前提を踏まえた上で、
「で、誰のもの」
を踏み込むのが大人の交渉で、その交渉のための
「一般常識」
を身につけるのに本書は最適です。
それは「マンガ」だけ読んでも可ですから。
マンガは牧岡ちかひで先生の他にも書かれていますが、どちらも
読みやすく簡潔に要点を理解できる仕上げとなっています。
■法律入門 判例まんが本8 商法108
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