プロにはそれぞれの「技」があります。
料理の撮影に立ち会った時のこと。大皿料理を取るのにカメラマンは
脚立を使い、離れた距離から撮影することで立体感をだすのだといい
ます。
そのとき、なにかが違うとポケットから取り出しのは「10円玉」。
さらの置くにはさみ、肉眼ではわからないぐらいの「角度」を
つけるのです。できあがった写真は一目瞭然。10円在りの迫力に
唸りました。
印刷屋のおやじさんの技も見事でした。たいした力も入れずに
印刷物を結わいて渡され、これでは崩れるなと内心文句をいいながら
受けとったところ「ぴし」とまとまっており、ずれることはありません。
ところがこれに素人が口を出します。特にデジタル技術の進歩が
やっかいです。市販のプリンターの性能が上がったことで、商業印刷と
趣味のそれを比べるのですから。
ちなみにこのエピソードが肉感的な迫力を持って迫るとしたら、
筆者の体感から滲み出ることであるのは秘密です。
■マイコミジャーナル
マグロの「赤」が牛肉の「赤」に見えるチラシは失格か!?「プロ0.2」
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/099/index.html