で、食べログネタ・・・というか、クチコミは不正の温床です。
たぶん、Web業界の誰もいいません。
理由はみっつ。
ひとつは「性善説」にたっていること。すなわち不正が悪いので
あって、クチコミは間違っていないというタワゴト。学級会じゃない
のですから悪用される前提で、どうすべきかを論じるのが大人の所作。
ところが、日本のWeb業界は綺麗なところしか喧伝しません。
つぎはこれ、「加担している」という後ろめたさ。
誰とはいいません。やっていない方もいます。そしてやっている
方も少なからずいます。Web業界の著名人が「ギャラ」をもらって
シンポジウムやセミナーで、特定のサービスやトレンドを持ち上げる
ことは日常茶飯事。もちろん、厳密に言えば「やらせ」ではありませ
ん。
しかし、「微妙だな」と思うものまで持ち上げた経験があれば、
「やらせクチコミ」を一方的に批判できない・・・いや、棚上げす
ればよいのですが、先の「性善説」が立ちふさがるのです。
最後に「庶民を敵に回したくない」。いわゆるオーディエンス、
あるいは閲覧者、客、つまり「やらせクチコミ」をしているものの
多くは「一般人」だからです。これについては、次回に詳しく。
そう連作です。いや、本当にこのカラクリを書き出せば、本一冊
は余裕です。
ただし、本稿ですら批判を避けるために「校閲」がはいったので
この連載では無理でしょうね。ま、それは「言えないこと」で
いずれ。
■Web担当者Forum 現場の心得 第248回
クチコミの不正をマーケティングと呼ぶ世界
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/01/25/11993