民主党に優しい報道も大本営発表レベルにまで達しています。
新型インフルエンザワクチンの「大瓶問題」は、舛添前大臣が
疑問とリスクを追求し、長妻現大臣が「大丈夫」と答えていた問題が
1週間で軌道修正です。拙速にもとるというか、見せかけの数字を
追ったが為か突っ込みどころは満載です。しかし、踏み込みません。
いうに事欠いて
「はじめてだから♪」
新妻じゃないんだから「ウフッ」と笑顔ですむ話ではありません。
さらに今朝、すっかり民主党の広報宣伝よいしょお手盛り番組と
成り下がったフジテレビの「とくダネ!」にて、蓮舫議員が登場し
事業仕分けについて意見募集をはじめた文科省の動きをこう自画自賛
していました。
「こういう動きがでたことに意義がある
国民の意見が予算に反映されるからだ(要約)」
・・・詭弁です。見事な。いや無惨な。
予算のチェックを含めた「国政」のために国民は政治屋を雇って
いるのです。国民が直接、意見を述べて予算が決まるのなら、蓮舫さん
あんたもいらんのですよ。
そもそも民主党はここ2〜3年「民意」とあれだけ囃し立て、
ついには玉座に座ったのです。ならばあなたたちが民意なのです。
つまりはこんな動きを許してはならない・・・と思うべきことで
素晴らしいとするのは、論理のすり替えにすぎません。
ただこうした民主党のぶれというか、詭弁を批判しない報道機関の
ほうが問題で、先の大戦の大本営発表垂れ流しと同じく、背筋に寒い
ものを感じるのは冬の冷え込みのためか、加齢による末端神経の衰え
でしょうか。