今、トルコに迷惑をかけています

キングダムー見えざる敵ーという映画が明日から公開されるそ
うな。

えっと一つ一つ詳述すると字数が尽きないので避けますが、

「テロとの戦い」

銘打たれた時点で作品の背景が透けて見えます。

本作は「サウジアラビアのテロリスト」と設定されていますが、
そのサウジアラビアは米国にとって大切なスポンサー・・・って
いうか日本と同じ様な扱いといえば良いでしょうか。

ところがそのサウジアラビアが最近「生意気になった」と
米国様はお思いになられているようで(二重敬語)で、あまり
はしゃいでいると「やっちゃうよ」というメッセージをこの
映画から見て取れます。

妄想に過ぎると笑ってください。

しかし、「自由と民主主義の国、米国」はこのサウジアラビアの
「王政」を支援し、「独裁者を取り除きイラクに民主化を」と
首をつられたサダムフセインをかつて応援していたのは同じ国です。

かの国は自国の利益のためになら映画でも歴史でも民族紛争で
も利用します。

といっても程度の差はあれそれが「国際常識」なのです。

すべての国際政治は自国の利益のために行われます。
そして自分の国だけの利益を守るということもできません。

いわゆる「慰安非難決議」が、米国下院で「可決」され、
日本はいわれなき非難を受けました。

この時、有志により「意見広告」がワシントン・ポストに掲載
されました。ちなみに米国の朝日新聞「ニューヨーク・タイムズ」
は掲載拒否です。左利き系メディアというのは何処の国でも
多様な言論を認めないようです(嘲笑)。

賛否というかアメリカ人は自分たちがやることに「意見」され
ることを嫌うので反発が大きく、これを受けた「知識人」は、
余計なことをしたというコメントを垂れ流していました。

が、間違っていると思えば間違っていると抗議し、間違えた
ままなら徹底的に抗議と対抗措置をとるのが国際常識だと知って
いる「知識人」なら寝言でも言えない台詞です。

そして今、トルコに迷惑をかけています。

親日国家として、米国との同盟国として、また、EU入りを
狙うイスラム国家として、トルコとの関係は今後より重要に
なってきます。

他国のへの干渉という「芸」に磨きがかかった米国が無茶な
「決議」を通してきました。

今度は90年以上前の「オスマン・トルコ帝国」を非難する
決議案で、1915年から起こったとされるアルメニア人大量
虐殺を150万人として非難し、今後の「外交」にも反映させ
るというものです。

被害者加害者どちらの言い分かという問題は全ての歴史に
関わるのでジャッジしませんが、不明確な部分が多く、また、
クルド人やトルコとEU諸国との関係がある「微妙」な問題を
本件には関係のない米国がつつく異常事態です。

日本がかけた迷惑。それは何もしなかったこと。

いわゆる決議でヤンキー議員どもが妄想決議を可決しても、
鷹揚に構えて

「日米関係に重大な結果が起きる」

という下馬評を無視して、静観しました。

現在、イラク侵略中の米国にとってのトルコはベースキャンプ
として非常に重要な同盟国。

が、過去から現在に通じる米国には関係のない微妙な問題で
決議を通すことを問われた議員の台詞を意訳します。

「ジャップの時もそういう脅しがあったけど、
何もおきなかっただろ?」

てなわけです。舐められているのです。
舐めさせてしまったのです。我が国が。

日本本土絨毯爆撃による民間人の大量虐殺。
原子力爆弾による民間人虐殺。
古くはネイティブアメリカンの殲滅。

に関する非難決議は出ているのか知りたいところです。

映画「南京」もとんでも映画だそうですが、あれは中国の為の
外交映画ですから仕方がありません。

どの国も時刻の利益の為に動いているのですから。

そして映画が国策と連動しているという点でも中華とヤンキーは
似通った国といえます。

今からでも遅くありません。まだあります。

「占領下の日本で米軍兵による民間人女性の同時多発的レイプ」

ってだれかだしませんかね。
多くの善良なアメリカ人の知らない歴史でしょうから。

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